女性リーダー研修を受けました。(後編)

投稿者: 原澤 茉帆

こんにちは! 

最近、朝ドラを見るために若干早起きしている原澤です。今期は朝ドラ初の3世代ものということで、3人のヒロイン達がそれぞれの時代をどう生き抜いていくのか、とても楽しみです。

さて今回は、前回に引き続き、女性リーダー研修についてお話しします!前編でお話しした実験は、あくまで他己的な評価のみを比較した実験です。後編では、男女の考え方の違いについてお話しします。「男性はああだ」「女性はこうだ」と一概に分けるものではなく、各性別の傾向のお話として捉えて頂ければと思います。※後編でも、研修内容を引用させて頂いている部分が多いため、これから受講予定の方はネタバレ注意です!

失敗の原因は、何? 

物事が上手くいかない時、みなさんはどう考えますか?私は、「きっと私に原因があるんだ。私がダメ人間だからだ。」と考えてしまいます。実はこの考え方も男女で傾向に違いがあると、ある心理学者は述べています。上記の状況では、男性の場合は「時と場所が悪かった。次に行こう。」と外的要因に目を向ける傾向にあるそうです。一方女性は、私の例のように、内的に自分を責める傾向にあるそうです。私は、前者の場合、「比較的内省する時間が短いが、ポジティブで快活」という印象で、後者の場合、「必要以上に自分を卑下してしまう可能性もあるが、自己の失敗を次に活かしやすい」という印象を受けました。「どちらも良いとこどり!」ができれば最高ですが、それもなかなかムズカシイ…。では、なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?次の章で見ていきましょう。  

脳が違うんじゃノウ 

みなさんは、「男性脳」と「女性脳」という言葉をご存知でしょうか?分泌されるホルモンの違いなどにより脳自体のつくりが異なることで、考え方に違いが生まれます。例えば、「男性脳」は全体的な空間認識、「女性脳」は平面的かつ細部までの認識が得意だそうです。またここで、論理的で結果を求める「男性脳」の人と、共感的で過程を重視する「女性脳」の人の会話を取り上げてみましょう。「女性脳」の人の、「ちょっと話聞いてよ、○○がね~…」という相談に対し、「男性脳」の人は、「それって△△なんじゃない?だったら□□すれば解決するよ!」と結論を提示しようと考えます。しかし相談者は問題解決なんて求めておらず、ただ話を聞いてほしいだけだった、というのはよくある話です。時々、女性の「察して」は男性に通用しない、と耳にするのも、こういった脳のつくりの違いによるものではないでしょうか。多様な考え方があり、自分の当たり前が他人の当たり前ではないと理解していれば、上手く話が伝わらず齟齬が生じることを減らせるかもしれませんね。 

みんな違ってみんな良い 

性別に関わらず人それぞれに適性があり、男女どちらが優れている、ということはありません。色んな人がいて、色んなやり方があっていいのだと思います。もし相手の考えが自分と異なるなら、まずは話し合い、相手の理解に努めることで、より多くの気付きを生むこともあるはずです。お互いの特性を知ることは、適材適所にタスクを分配することにも一役買ってくれそうですね。この研修は、そういったことを再認識し、自分自身を見直すよい機会となりました。 

また、育児などに関する社会的な制度の在り方についても詳しく学べたり、仕事と家庭を両立する女性社員さんのお話を伺えたりと、幅広い知見を得られた研修でした。昔と比べ、現代では女性も働きやすい環境が整いつつあります。上記の女性社員さんのお話から、当社も例にもれず、仕事と家庭の両立に理解のある企業だということを感じました。しかしまだまだ、「働きたい」と思っても働くことが難しい女性が多い現状にあり、これから、そういった女性を後押しする環境がより充実していくことを願うばかりです。 

以上、最後までお読み頂きありがとうございました!( 特に前編から読んでくださった方、本当にありがとうございました(*^^*))