女性リーダー研修を受けました。(前編)

投稿者: 原澤 茉帆

こんにちは! 古塚君お手製の涼しげなSIスクエア画像を、仕事用パソコンのデスクトップ背景に設定している原澤です。 いやぁ、素晴らしい癒し画像ですね。

今回は、女性リーダー研修についてです! 研修の内容がぎっしり詰まっており、1回分の記事には収まりきらないため、前編(今回)と後編(次回)に分けてお話しします。※ちなみにこれから受講予定の方は、ネタバレ注意です。

女性リーダー研修とは、社歴が1年前後の総合職の女性社員を対象とした研修です。年に1度開催され、新卒入社の場合は1年目に、中途入社の場合は入社後初回の研修を受けます。昨年度の新人ブログでも、同研修について先輩が記事を書かれているため、ぜひご参照ください。

◇主催者のお言葉(一部抜粋) ◇

当社には現在222名の社員がいますが、その中に女性は47名(21.2%)、総合職では、157名中に38名(24.2%)、専門職・管理職になると56名中に僅か2名(3.6%)しかいません。数的には圧倒的に男性優位の状況です。 

女性リーダー研修は、皆さんと一緒にジェンダー平等とは何なのかを考えながら 
キャリアに対する不安や疑問を解消し、当社で生き生きと働いてもらえるように、 
そして自然と自分らしいリーダー像をイメージしてもらえるように、導くための研修です。 

この研修は、ジェンダー平等の考えが広まりつつある今、「男女の違いとは」「平等とは」について、深く考えさせられる内容でした。これから、研修内で特に印象深かった内容についてお話ししていきます! 

きゃりあうーまん

まず、ジェンダー(社会的意味合いから見た、男女の性区別)に関する海外の実験をご紹介します。実験の内容を端的に説明すると、「超エリート街道を歩く人物について性別のみを変えて第三者に紹介し、性別差によって評価がどう変わるかを検証した実験」です。結果は、 同じキャリアを経た人間であっても、それが男性であれば、「彼は有能!一緒に働きたい!」という評価が多かったのに対し、女性だった場合、「彼女は有能!でも一緒には働きたくない。なぜなら彼女は謙虚さに欠け、権力欲が強く、自己アピールが過ぎる人間だから。」という声が増え、男性だと伝えた時に比べ評価が下がった、というものでした。またそれぞれへの年収提示額について、女性は男性と比べ12.3%も低く設定された、という結果もあり驚きました。

この結果を知り、私は「キャリアウーマン」という言葉が存在する理由を考えました。なぜ「キャリアMAN」はないのに、「キャリアWOMAN」はあるのか?(「サラリーMAN」があるじゃないか⁉と思われた方、「サラリーマン」は、男女問わず「給料をもらって働く人」全体を指すようです。)それはおそらく、女性がバリバリ働くこと、ましてや上役に就くことが一般的ではない、と考える人が多かったからではないでしょうか。何気なく使っていましたが、よく意味を考えて使うべき言葉だと感じました。

この実験は、他己的・社会的な評価のみを比較した実験ですが、後編では、男女の考え方の違いについてお話しします。

というわけで、今回の記事は以上です。お読み頂きありがとうございました!