重力に導かれて

投稿者: 小澤 稔浩

続かない人の継続法を考える会、始まりです!

1日5分、30分、30回、4種類だけ…

はい。続いたことがありません。続かないことが感覚として身についた先に待っているのは、絶対に終わるという謎の確信です。なので、続いているとか続いていないとかを一度忘れて、なるべく日常に溶け込ませるように意識する傾向がありました。

しかし、今回受けようとしていた資格はそれなりに時間がかかります。同じやり方では今年度中に取ることはできないと始める前から気づいていて、2年くらい掛けてのんびり取れればいいかな…と思っていました。

思っていたのですが、結果的に3か月で500時間程度勉強していました。平日2~4時間、休日6~12時間くらいです。試験を受けた日の午後にどうしてこうなってしまったのか振り返っていたので、纏めたものをここに書いてみたいと思います。

初日に圧倒的な時間を使ったから?

継続できない人は、いつまでも終わらないことや先が長いことが苦手なのかもしれません。ということで、逆に1日にとてつもない量をやってみるのはどうでしょうか。

受験のときを思い出すと、あと1か月だけ勉強すれば遊べるんだから別に今遊ばなくてもいいなと、やる気が落ちてきた2月もとりあえず勉強だけしていました。今していることが大変とか、大変でないとかはどちらでもよくて、単に他のことをする理由がないからです。仮に勉強が上手く進まず世界から1か月消えてしまった謎の時間になってしまったとしても、長い人生で見れば大きな差ではないだろうという考え方です。

この考え方が割と好きだったことを思い出して、とりあえず世界から2日消してみました。11月末のとある2日間、この日は最初からなかったのだと思い込んで15時間ずつ勉強するといった感じです。

無自覚に行われる情報の整理

30時間も取り組んだ頭は整理されているはずもなく、とても疲弊して混乱したまま何をする体力もなく寝ました。

不思議なことに、次の日に面白いことが起こります。のんきにお風呂に入っていると、混乱していたものの結びつきが浮かんできたというものです。

部活の試合を終えた次の日、別に振り返ろうと思ってミーティングをしているわけでもノートにまとめたりしているわけでもないのに、急に学校からの帰り道で「昨日の試合、こう動いていれば結果が変わってたような…?」と考えていたりしませんか。きっと、時間を使ったものに対して人は整理をしたくなる傾向があるのだと思います。だから5分だけ取り組もうと思っても、長い時間していた他のことにどこか意識を奪われていて心あらずになっているのかもしれません。

使った時間に引き寄せられて

ということで昨日の疑問が浮かんでくると、それがあっているのか確かめたくなります。なぜか、世界から消えたことになった2日間が終わったはずなのに、インターネットで同じような疑問を持った人がいないか調べているのです。

初日は進みが悪いし混乱もするから、とりあえず時間だけ使っておく。この先が面白いか面白くないかもまだわからないまま、ジェットコースターはものすごい遅い速度で何が起こるかわからない高さに連れていかれるというものです。

そうして得られた経験や知識が(位置エネルギー)に起因して、勝手に興味や行動に結び付けてくれる(運動エネルギー)のかなと思うと、頭のいい人たちがたくさん勉強できている理由が少しだけわかった気がします。

ジェットコースターに乗りました

時間を使うと、時間が生み出される。これをジェットコースター式継続法と名付けました。誰か使ってください。

そして、私にとってこれからも使えそうな継続法が見つかったので、勉強した内容と同じくらいいいことを知れたと思っています。受けた資格はjava goldで、もう少しでぱーふぇくとでした。嬉しさより残念な気持ちが先に来るのは、銀メダルより銅メダルの方がうれしく感じる人が多いらしいのと同じ原理、なのでしょうか?