サクラノキセツ

投稿者: 原澤 茉帆

こんにちは!原澤です。 

入社から365日。今日は、私たちが”新人”として過ごす最後の日です。明日、新たに新人が入社し、私たちは2年目社員となります。そして実は、今日は私の母校の最後の日でもあります。近隣の学校と統合し、新たな学校に成り代わるそうです。何においても、「最後の日」は寂しくて好きになれませんが、次の「最初の日」に向かって歩みを進めていきたいものですね。 


春といえば、わくわく感もありつつ、少しセンチメンタルにもなってしまう季節ではないでしょうか。そんなふわふわした心持ちのなか、今回は、「気づき」についてお話ししたいと思います。

みなさんは、つい先日最終回を迎えた、もじゃもじゃ頭の大学生が主人公のドラマ作品をご存知でしょうか?私は風の噂でおもしろいと聞き、4話くらいから見始めました。 

作中に、主人公のこんな言葉があります。

「僕は、いつも、いろんな事に気づきたいと思っています。」

主人公は鋭い観察眼を持ち、周囲の何気ない出来事に意味を見つけます。私は、そんな主人公のこの言葉に感銘を受けました。ちょっとした違和感を見過ごすのが苦手な私は、他の人より物事に時間をかけてしまいがちです。私はそんな自分の性格をネガティブに捉えていましたが、この作品を見て、そういった気づきが、問題の解決や誰かの救済に繋がることもあると”気づき”ました。そしてこの”気づき”が、私自身の性格をポジティブに肯定するきっかけになりました。主人公のくるくる天然パーマの悩みにはふか~く共感するので、”気づき”をくれたお礼も兼ねて、ぜひストレートアイロンをプレゼントしたいです。 

主人公の生い立ちに深く関わる、ある女性の言葉も印象に残っています。 

「当たり前にそこにあるもの、ある言葉。なぜそうなのか、誰が決めたのか。いっぱい考えてみるといいよ。そして、それを誰かに話そ。」

これは、”今まで気づいていたはずなのに、なぜか立ち止まって考えなかったこと”を考えさせられる言葉だと感じました。例えば、世間一般の法律や校則、就業規則について考えてみましょう。それらがどんな理由から制定されたのか、どういった効果をもたらすのか、と考えることは実は少ないのかもしれません。そこでこれらについて改めて思考し、得た気づきを誰かと共有することで、制度の重要性を再確認できたり、より良い制度へとアップデートできたりするといいなと思います。

このように、「気づく・考えること」「誰かに伝えること」は、新たな発想やより良い日常の獲得に繋がります。しかし誰しも、これらを常に徹底するのは難しいと思います。そのため、時々、少しの時間でもいいので、ふと立ち止まり、何気ないことを見つめ直してみてはいかがでしょうか。

以上、お読みいただきありがとうございました。


主人公によると、日本のソメイヨシノは、全て同じ遺伝子を持つクローンなのだそうです。そのことに触れた主人公のこの言葉も印象的でした。 

「時間も場所も超えて同じものを見ているのが、なんか、不思議だな~って。」 

今年ももうすっかり、桜の季節ですね。 

明日SIに入社される皆さん、みなさんのご入社を心よりお待ちしております。